日本早期認知症学会

挨拶

ご挨拶
    
                                       日本早期認知症学会
                                       理事長 金 森 雅 夫
 
  この度、理事長にご推挙頂きました立命館大学スポーツ健康科学部金森雅夫と申します。志村孚城先生、
湯浅龍彦先生、宮嶋裕明先生の後任で第5代に当たります。専門は分野としては健康管理、予防医学(神経
疫学)、公衆衛生学です。方法論としては数理統計解析、データ分析が専門で、プログラミングが得意です。
運動・身体活動を活発にして免疫力維持アップしましょう。よろしくお願いいたします。
 さて、2020年からの新型コロナウイルスパンデミックの中で、皆さん大変な時期であると思います。日本
早期認知症学会の主な持ち味は、宮嶋前理事長のお言葉で「(1)認知症発症の初期段階での診断、治療・ケア、
介護の早期介入を研究し促進する学会であること、(2)認知症が他の疾患と比較してより社会的な性質を持つ
ことより、医学・薬学・工学・心理学・健康社会学の専門家、医療・看護・リハビリテーションなどの医療
専門職、栄養・介護・福祉などの専門職、行政職など様々な分野の会員で構成されていること」が掲げられ
てい ます。つまり、Early Stage of Dementiaについて多職種が総合的に研究、活動を取り組むことが求め
られています。
 そこで、提案します。協働(Collaboration)で調和(Harmony)した新常態(New Normal)の学会づくりを。
2019年内閣府「認知症対策推進大綱」が発表され、各地で地域連携の取り組みがなされています。しかし、
科学の成果を人々に便益をもたらす努力は十分でしょうか。フィンランドでは多職種多施設による介入研究が
成果を上げつつあります。一つの目標に向かって、各学会員の能力がうまく組み合わされ調和したとき、私た
は人々に最大の効果、便益をもたらすでしょう。意見をどしどしお寄せください。
 Early Stage of Dementia対策・研究に関心のある方へ。本学会は、未来を見据えて人々の幸福・生きが
に貢献しようとする科学会議です。研修に参加し、学会での研究発表、実践活動の成果発表を通じて意見交
の場があります。また、学術雑誌投稿の機会があります。会員は親切丁寧にサポートしていきますので安心
て参加してください。
                                        2021年3月24日